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健康診断は、自分の体が健康かどうかを測定するためのものです。
健康とされている基準を外れると、注意するように勧告されたり、再検査をするように勧められたりします。
ところで、健康診断の「健康」とされる基準値は、どのように設定されているのでしょう。
基準値を外れてしまうと、治療が必要になるのでしょうか。
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健康診断の基準値の決め方は?
「健康診断 基準値」というように、ネットで検索してみると、色々な数値がでてきます。見ていて気がつくのは、その基準値が様々であることです。
国として、検査の基準値というのは制定しておらず、基準値は各病院が定めているものなのです。
よって、数値にはバラつきがありますし、各地域によったり、国によったり、年代によって、基準値は様々なのです。
例えば、昨年と今年、違う病院で健康診断を受けたとして、去年は正常だったのが、今年は注意という結果が出るものがあるかもしれません。
数値は変らなくても、検査する病院によっては、基準値内であったり、基準値を外れるということが起こってくるのです。
基準値内であれば正常なの?
基準値内であれば、確かに安心することはできます。また、基準値を上回ったり、下回ったりする場合でも、急に治療が必要ということは稀です。
多少基準値をオーバーする場合でも、すぐに健康ではないと判断する必要はありません。
血圧でも、寝不足であったりする場合は、いつもより高く測定されることがあります。
もし基準値よりも大きく外れている場合は、その原因を探る必要はありかもしれません。
ただ、基準値が全ての人にとって、基準なのかどうかを疑問視する声も多くあります。
男女や年齢、体格によっても基準は異なります。
また、基準値内であっても、健康でないこともあります。
なぜなら健康診断では測定できない病気というものも多くあるからです。
基準値は検査機関によって異なる理由は?
基準値は、各医療機関によって異なることは前述しました。一応学会でガイドラインというものは設けているので、それを基準として、各病院が基準値を定めています。
また、地域によっては、基準値を統一しようという動きもでてきています。
各病院が定める基準値の方法も様々で、過去の患者数十人の統計から割り出しているところもあれば、数千人のところもあるでしょう。
もちろん、結果は大きく変わります。
各病院で行っている健康診断の内容も、測定機械も様々ですし、なかなか全てを基準化するのは難しそうです。

検査データの判断の仕方は?
基準値について理解したところで、検査結果についてどう自分で判断したら良いでしょう。基準値が、自分にとっては必ずしも基準でないかもしれないということも分かりましたね。
基準値よりも、以前の検査結果と比べてどうかというように、自分の基準値を自分で把握しておくことは、良いかもしれません。
以前と比べて、数値がだいぶ変っていることがあれば、何かのサインかもしれませんので、調べてみるといいでしょう。
健康診断の結果で、全てが基準値内で収まる人のほうが稀です。
まとめ
健康診断で基準値内であっても、基準値の外に近い数値の場合はグレーゾーンであると言えます。病気の前兆が隠れているのかもしれません。基準を超えたものがあっても、悲観することはなく自分のデーターとして今後に役立てていくと良いですね。
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