健康診断での尿検査では、尿蛋白、糖が出ているか、潜血があるかないかなどを調べますが、それらと共にウロビリノーゲンの数値も教えてもらえます。

このウロビリノーゲンの数値というのは、何を知る数値となるのでしょう。

ウロビリノーゲンが陽性だった場合、どんな病気の可能性があるのでしょう。

また正常とされる基準値はどれぐらいなのでしょう。

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ウロビリノーゲンとは?

ウロビリノーゲンとは赤血球の残骸で、肝臓でビリルビンという別のものになり、胆嚢(たんのう)や十二指腸を通りながら、80%は体外に排出されます。

残りの20%は小腸で吸収され、また血液となって体を巡ります。
赤血球
その過程の中で、極わずかなウロビリノーゲンが尿に混ざります。

健康な人の場合は、尿ウロビリノーゲンが少量、尿の中にでますが、大量であったり、また逆にほとんど出ていなかった場合は、体の異変が疑われます。

ウロビリノーゲンの基準値とは?

尿の中にウロビリノーゲンが混ざる濃度を調べて、基準値内であるかを知ることができます。

健康な人の場合、0.1~1.0 EU/dLという数字になります。

陰性(-)が正常なのですが、(±)であっても良いとされています。

(±)は、陰性でも陽性でもなく、「擬陽性」とよばれます。

これはウロビリノーゲンは、健康でも尿の中に少量含まれるので、+があっても異常という訳ではないということです。

不安にならないためにも知っておきましょう。

ウロビリノーゲンが陽性の原因とは?

ウロビリノーゲンは、尿蛋白や尿に糖が出る場合と同じく、一時的な体調によるものである場合や便秘でも陽性になることがあります。

陽性だった場合は、念のために再検査を受けてみましょう。

陽性ということは、尿ウロビリノーゲンの量が通常よりも多いということになります。

ウロビリノーゲンの量が多すぎるということは、肝臓での処理がきちんとされていないことが原因と思われます。

肝臓や腸の病気が疑われます。

尿の色が濃くなったり、皮膚が黄色く黄疸が出たりする症状も現れることがあります。

反対にウロビリノーゲンの数値が陰性の場合。

陰性だから安心ということではないと書きましたが、陰性の場合は、胆道や腸の病気が原因であることが疑われます。

下痢や抗生剤が原因で、陰性になる場合もあります。
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ウロビリノーゲンの異常で考えられる病気は?

ウロビリノーゲンの数値が高い陽性の場合と、低い陰性の場合に、それぞれ考えられる病気の原因をまとめてみました。

1.陽性の場合(~2+)

肝臓の病気(肝炎、肝脂肪、肝臓癌、肝硬変)
溶血性黄疸、溶血性貧血、高ビリルビン血症など。

2.陰性の場合(-)

胆嚢の病気(胆石、胆管閉塞、胆管炎、胆道癌、胆汁うっ滞症)
閉塞性黄疸、腎機能障害など。

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まとめ

肝臓や胆嚢の状態を知ることができる、ウロビリノーゲンの数値。

結果が陽性・陰性の場合でも、一時的なものと思わず、きちんと再検査を受けるようにしましょう。

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