毎年、冬になるとお餅をのどに詰まらせてしまう窒息のニュースが聞かれます。

お餅
お正月があるから、冬にそのニュースが多いのだと思っていましたが、どうやら、それだけではないようです。

お餅が詰まりやすい条件が、冬場にはあるようですよ。

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餅による窒息事故の件数は?何月に多い?

餅を気道に詰まらせてしまうことが原因の窒息死者数は、圧倒的に冬場が多いようです。

統計によると、12月から2月の3ヶ月間の事故件数が、最も多くなります。

中でも1月が一番多くなり、12月、2月の順になっています。

もちが原因で、東京消防庁の救急車の出動は、平成21年から平成25年までの5年間に586人が救急車を使っています。

年間で平均100人以上が、餅により病院に緊急搬送されているということです。

そしてそのほとんどが、高齢者となっています。

60歳以上の高齢者がご家庭にいるおうちでは、餅を食べる時には、注意が必要です。

 

餅で窒息事故を起こしやすい理由は?

冬場に餅を詰まらせてしまう事故が多くなるのは、お正月に餅を食べる習慣があるからということもあります。

それ以外にも、冬場はもちが喉にくっつきやすくなるということも、原因となっています。

もちは、冷蔵庫に入れると固くなりますが、温度が低いと固くなる性質があります。

冬場は固くなるということです。

熱い焼きたてのお餅なら大丈夫と思いがちですが、口の中でも冷めると固くなっていきます。

高齢者の場合は、咀嚼する力が弱くなっていること。

食べ物がうまく飲み込めないということも重なって、事故につながることがあります。

加齢により口の中が乾燥したり、唾液が少なくなることも関係します。
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餅を食べる際の注意点は?

高齢者や、小さな子供など、咀嚼する力が弱い人に、餅を出すときは、少し手を加えてあげましょう。
  • 大きさは、一口で食べれるぐらいの小さめにする。
  • 餅は、口の中でなるべくよく噛むようにする。
  • 口の中が乾燥していると、くっつきやすいので、まず飲み物を飲んでから餅を食べる。
  • 焼いたものより、お雑煮やお汁粉など、スープと一緒に食べるようなものにする。
  • 小さくしても、次々に口に入れてしまうと一緒なので、ひとつずつ、ゆっくり良く噛んでたべさせる。
  • 餅を食べている時は、一人にしない。
  • もしお餅が詰まった場合のサインを決めておく。

餅による窒息の正しい対処法は?掃除機で吸い出すのは正しい?

餅が詰まってしまうと言葉が出なくなりますが、咳き込んだり、もがくような動作、顔色に変化などのサインが出ます。

詰まったままですと、呼吸ができずに意識がなくなってしまいます。

まずは救急車を呼びましょう。

救急車の到着を持つ間、応急処置を行います。

意識がある場合は、咳をするように促します。

咳をすると、異物が取れることがあります。

餅がのどに引っかかってしまった場合の、応急処置として「ハイムリック法」を実践すると良いとされています。

これはまだ意識がある場合、行います。

腹部突き上げ法と呼ばれ、後ろから患者さんを抱えて、両手のこぶしで、みぞおちあたりを突き上げる方法です。

この他に、背中の肩甲骨の間を強く叩く方法もあります。

呼吸が停止してしまったら、心肺蘇生法を行わなくてはいけません。



掃除機で吸い出すことで、異物が取れたというケースもありました。

通常の掃除機を口の中に入れるのは、大変不衛生です。異物除去用に作られた、掃除機に取り付けられる専用ノズルがあります。

どんな掃除機にも付けられるものなので、それがあると良いかもしれません。

ノズルを口に入れた後、掃除機のスイッチを長く入れすぎると、呼吸ができなくなるので、スイッチを入れるのは3秒程度までにします。
IMG 吸引ノズル 00101 吸引器 電気掃除機につなげて吸引 万が一のときの救命に 吸引式…

 

まとめ

急な事態になったとき、いきなり応急処置をしなくてはいけなくなると、パニックになってしまい、うまくできないと思います。

普段時間のあるときに、練習をしておくのも良いかもしれません。

掃除機を使うのは、応急処置の最後の手段にしましょう。

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