アンジェリーナ・ジョリーさんが、乳がんにならないように両乳房を切除したことは、日本でもメディアに取り上げられ、大きな話題となりました。

ピンクリボン

乳がん遺伝子検査は日本でも受けられるのでしょうか。値段はどれほどでしょうか。

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乳がん遺伝子検査の値段は?

遺伝子検査の費用は健康保険の適用はありませんので、全額自己負担となります。

一般的な費用は、乳がんや卵巣がんを発症し、家族の病歴などから遺伝性が疑われるきっかけになった本人が受ける「発端者向け検査」で約25万円です。

その結果が陽性だった場合に、その人の血縁者にも同じ遺伝子があるのかを調べる「血縁者向け検査」で約5万円です。

乳がん遺伝子検査は通信販売でもでき、その場合でもは1万円から3万円ほどかかります。

 

乳がん遺伝子検査は日本でも利用できる?

乳がん遺伝子検査は、大学病院、がん専門病院、がん拠点病院など、限られた場所でのみ行われています。

いずれの医療機関においても、遺伝子検査前に遺伝カウンセリングを受ける必要があります。

そのカウンセリングで、遺伝性の病気や検査について詳しい説明を受ける必要があります。

誰でも簡単に検査が出来る訳ではありません。

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乳がん遺伝子検査の内容は?

遺伝カウンセリングを受けた後、検査が必要で、検査を受けると決めた場合の遺伝子検査は、一般的な採血によって行われます。

血液に含まれる細胞(白血球)からDNAを取り出し、遺伝子に変異があるかどうかを調べます。

遺伝子

採血した血液を材料にして、受けた検査の種類によって異なりますが、1-4週間後に結果が分かります。

遺伝子検査は、遺伝性乳がんの遺伝子にがんの発症の原因となる病的変異があるかどうかを調べる検査です。

この検査は、生殖細胞系列の遺伝子の変異を調べる検査であり、がんの病変組織や細胞に見られる体細胞変異を調べる検査ではありません。

 

アンジェリーナ・ジョリー が乳がん遺伝子検査を受けた背景は?

2013年5月、ハリウッド女優で人気のアンジェリーナ・ジョリーさんが、将来の乳がんの発症リスクを抑える目的で両乳房を切除したことを発表し、日本でも大きな話題となりました。

アンジェリーナさんは、母親が50代で卵巣がんにより亡くなり、祖母と叔母を乳がんと卵巣がんで亡くすという経験をしていることから、まだ発病をしていない自分の健康な乳房を切除するという決断をしました。

なぜアンジェリーナさん自身の体験を公表したのでしょうか。

それは、遺伝性の乳がんや卵巣がんになる可能性について遺伝子検査を受けるという選択肢があることや、仮に検査結果が陽性だったとしても、発症の可能性を低くするための選択肢が存在するということを、がん家系などで同じ不安を抱える世界中の人々に知ってもらいたいという思いがあったものと思われます。

 

まとめ

乳がん遺伝子検査は、身近なものではありませんが、アンジェリーナ・ジョリーさんが行ったことにより,世界中で知られることとなりました。

自分の母親や叔母、祖母が乳がんにかかった経験があった場合、自分も乳がんになる確率は高いと言わざるを得ません。

しかし100%、がんになるとは言えません。

もし、親族が乳がんにかかって、亡くなっている経験がある人は、乳がん遺伝子検査を視野に入れてもいいかもしれません。

陽性だったとしても、乳房を切除する方法だけではなく、他の人よりも、定期的に、乳がん検診を行うという方法も考えられます。

乳がん遺伝子検査は、自分の遺伝子のことを知って、将来の乳がんの可能性を知り、治療法を自分で選択するという道への手がかりだと言えます。

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